2017年8月30日水曜日

ASUSのRT-AC65Uという最新型の無線ルーターを貸してもらった!

台湾のASUSという企業はオールドPCファンならマザーボードメーカーとして有名ですが、最近はスマホ、タブレットや無線ルーターなど色んなデバイスを製造販売する世界的メーカーです。
ちなみに私はスマホはZenFone3をタブレットはZenPad8を愛用しています。
今回メーカーのご厚意でRT-AC65Uと言う機種を1ヶ月間貸して頂けることになりましたので、今までのネットワーク環境と比較を交えながら、レポートしてみたいと思います。

田舎の家は無意味に広いので(苦笑)無線LANのエリアの電波強度に関しては今までも試行錯誤をしていて、リビングから隣の書斎、一階の子供部屋、二階の子供各部屋でスムーズにネットが出来る環境を構築しないといけません。

11acが出始めの頃、とりあえず安かったのでこれを購入。
まだ自宅光回線のWANが100Mbpsの頃だったので、速度そのものよりも先行する11ac対応のスマホで高速に繋がっている事自体で満足していました。
よく有線LANでも無線LANでも”こんな速度で繋がった!”って速度をチェックしている人がいますが、個人的には安定的に繋がってyoutubeが複数ストリーム安定していれば実測値はあまり気にしていませんでした。
しかしながら購入から数年11acもどんどん普及してきたことだし、866Mbpsまでの現機種と最大1300MbpsのRT-AC65Uの有線と無線の速度比較や安定度、機能などを比較してみたいと思います。
ちなみに接続回線はeo光ネット【ホームタイプ】1ギガコースeo光多機能ルーターにルーター機能をOFFにしてLANポートに両機種を無線LANアクセスポイントとして設置してみました。

まずは有線接続での速度比較。

〇P社 MZK-1200DHP(有線LAN接続でブリッジ接続)






〇貸出機ASUS RT-AC65U (有線LAN接続でブリッジ接続)


結論。 両機種とも接続自体がギガ環境で接続されている事が判ります。有線接続下りの差は誤差みたいなものでしょうか?まぁこれぐらいの速度が古いPC経由(Windows10 Core2Duo3GHz)で出れば有線接続で少々大きなファイルをダウンロードしても高速にやり取りが出来るかと思います。

 さてここからが本題です。

 現行機種の不満点は11ac接続なのに速度が出ない事でした。ただ、比較するモノがないので”こんなものかなぁ?”などと思っていたところに今回の無線ルーター貸し出し企画があったのでtwitterで飛びついてしまいました (笑)
また速度比較と同様、壁越えや階越えの実際の速度と電波強度を下記に記していきたいと思います。

〇居間(電波の直近です)



ASUSの方が若干出力が強いようです。 チェックした時間帯が混んできたのか?下りは遅いですが、前日深夜測った時はASUS側は下り上りとも爆速でした。 まぁ同じ時間帯で連続して計測したので、絶対値より相対値を見ていただければと思います。

 〇1Fの子供部屋(距離的には一番遠い)




1Fの子供部屋でyoutubeを見る事が多く、端末が2.4Ghzのみ対応のものであったりして途切れることもしばし。 なのでPLCでブリッジ接続して別途11gの古いアクセスポイントを導入しています。(SSID=minecraft_youtube) しかしながら機器が増えるとペアレンタルコントロールがうまく出来なかったりして親子共々不満のたまる環境です。 出来るなら中央一括管理で電波が良く飛ぶ無線ルーターがあれば一発解決しますね! 

〇2Fの子供部屋(今のほぼ真上)



1Fと2Fの間では5Ghzの電波の減衰が少なく ASUSの5Gの方が電波がよく通っているようです。 結論 恥ずかしい話ですが、ASUSさんからRT-AC65Uをお借りするまでP社のWAN側のケーブルがCAT5だったようで、ギガの契約してるのになぜこんなに遅いの?と思ってました。 eo光の速度測定サイトで測るとメッセージが出てきたので、ケーブル交換したらWANもちゃんとギガで接続されました。 都会は言うに及ばず田舎でも近隣の2.4Ghzの混雑はとても多く、最近は5Ghzも混雑してきてる?と思ったりしますが、電波強度は法令で出力制限があるのであまり差は出ないようですが、実際はMU-MIMO技術やAiRadarなどビーム機能でこれほど速度が変わってくるのは驚きです。 最近はASUSを代表に日本のメーカーが高機能機種にしか載せないような機能を民生機にそのまま搭載したりしていて、無線LAN=ASUSと言うようなイメージが出来上がってきます。 接続できる時間帯を制限できるペアレンタルコントロール機能やスマートフォンから各種設定を行える「ASUS Router」アプリなど日本製だと別途月額利用料が必要だったりしますが、そんなのも標準装備。システムログなどが充実しているのもいいね! 
ゲストネットワーク機能で、お客さんや友達にイントラネットにはアクセス不可でネット機能のみを提供する機能もとても便利だと思います。 

追記。
最近の光回線はルーター機能が標準で、無線機器はアクセスポイントでの設置が多いと思います。
あまりネットワークに詳しくない人は二重にNATしたりしてる事も多いですが、アクセスポイント(AP)モードと無線ルーターモードのWebコントロール画面を比較してみました。
左サイドのメニューを見ると一目瞭然ですが、アクセスポイントとしての利用だと
〇トラフィックマネージャー
〇ペアレンタルコントロール
〇VPN
など利用できないものがあります。
なので、光回線側のCTUやモデム等のルーター機能をOFFにして無線ルーターとして利用するのがこの機種の機能を最大限利用できるようになると思います。

最後に、無線LANのSSIDをデフォルトのまま利用する事がとても多く、友人や知人の自宅のSSIDを共通化したりして、(パスワードは個別)相互利用する環境を提案したり、不要になった11gの無線機器を同じSSID(ritaplus)にしたりして無料で配布したりしています。
11gや11nでそこそこの速度が出ていたので、11ac出たての時にP社のモノを購入しても特に高速に感じなかったので
”まぁこんなものかな?”
と高をくくっていましたが、RT-AC65Uを導入してみて、驚きました。
電波の出力はそんなに差がないのに、実際に速度を測ってみると数倍どころか数十倍ほどの速度差があり、壁を越えた先からも高速でアクセスできたので、間にPLCで延長した先でAPを作ったり、デスクトップPCを有線接続したりしていましたが、これぐらいの速度(レスポンス含め)が出るなら、デスクトップPCもac対応のクライアントとして接続した方が良いように思えてきました。
今回はキャプチャーを省略しましたが、Android機で各SSIDに接続したリンク速度も圧倒的にRT-AC65Uの方が高速で(だから速度自体も速いんですね)同じ11ac規格でも技術革新が起きている事を実感したテストでした。

アクセスポイントモードのコントロール画面


無線ルーターモードのコントロール画面

キーワードは「ASUBXPE8」

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