2021年4月13日火曜日

「リモートで会社にあるPCの電源を入れる方法を再考してみた」――急遽テレワークを導入した中小企業の顛末記

その昔光ファイバーが高嶺の花で中小企業にはなかなか導入が厳しかった時代。
(関西電力の子会社に資料請求したら、小さな事務所に2人来て、鼻で笑われた記憶を今でも忘れんなぁ。当時198,000円/月もしましたからね...)
大阪でWebホスティング事業をやっていました。
当初はOCNエコノミー同等のKDDIサービス。まぁ128Kbpsなので今となったら劇遅のサービスですが、当時のWindows95,98レベルだともう超特急の様にダウンロード含めて速かった。今では考えられませんねこの感覚...

その128Kの次のステップが大阪めたりっく通信SDSLサービスでした。

ただこの頃、やたらWindowsサーバーを素のままでネットにグローバルアドレスで公開する企業が続出して、Warmが蔓延する事になります。

当時Warmが動き出すとWindowsに寄生したWarmがとにかくものすごいトラフィックを排出して、ネットワークをダウンさせてしまうんです。

ISPサイドもどこのIPからトラフィックが増大しているのは判っていつつもおそらくそれを制御する術を持っていなかったのかなと...(法的な面を含めて)

で悲劇が夏に田舎に帰省した途端にそのWarmが動き出し、会社のネットワークがダウンさせられてしまった。考えれば当時のSDSLモデムはちゃちなもので、固まったら固まったまま。それをただ再起動するために再度大阪にとんぼ帰り。

小さな事務所に寝泊まりしながら監視した事もありました。

その後Bフレッツが大阪市内で引けるようになり、FreeBSDのサーバーを増設して今では考えられないような費用を企業さんからもらってました。まぁ暴落する前にホスティング事業からは引いたからよかったけど...

そんな時にリモートで電源オンオフできるような今のIoTみたいな環境があればなぁと思ったものです。

また最近のテレワークでもどうしても会社の自分のPCからでないとアクセスできない仕組みの場合は、会社にリモート接続後自分のPCを起動してPCそのものをリモートで動かすという環境が必要です。

ただこのようなシステム自体はそんなに長続きしないと思っていて、ようやくIPv6時代に入りつつあるので、もっとシンプルにクラウドに安全にアクセスできる環境を構築する方が、より長く安定した業務遂行を低コストで行う事が出来ると考えます。

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